心の羽根 des plumes dans la tete

ベルギー映画。新進気鋭のトマ・ドゥティエール監督の第一作目。水と、鳥と、そして人間との描写がとても静かに綺麗に描かれていました。芸術映画らしい芸術映画でした。テーマは重いけれど、それだけ考えさせられました。(5/27) /ミニシアター

カフカ 変身  DIE VERWANDLUNG

今秋に日本にやってきます。2004年はカフカの没後80周年で、これを記念してのロードショーだとか。オーストリア=ハンガリー帝国当時のプラハ生まれ。41歳の若さで亡くなるまでに生前に出版した本はこの「変身」他僅かで、彼の出版物の殆どは彼の死後に世に出たという。左にあるように、ポスターのインパクトにやられました。今から楽しみにしてます。(5/27) /ミニシアター

ヴェロニカ・ゲリン veronica guerin

アイルランドの女性記者、ヴェロニカ・ゲリンの実話を映画化。麻薬犯罪の取材に奔走する一方で、犯罪事件の真実へと迫る毎に危険度も比例して大きくなっていく。悠然と立ち向かう彼女の生き様を、じっくり見たい。「バットマン」シリーズを世に送り出した、ジョエル・シュマッカー監督。5/29よりロードショー。

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アリですよ

パンチドランク・ラブ punch drunk love

精神異常を問題に抱える主人公が、ある日彼の経営する工場に偶然やってきた女性に一目惚れして、これでもかというほど真っ直ぐに気持ちを伝える姿は、見ていて「あ〜」と唸ってしまうもの。ストーリーテンポが早く、それにひっついてくるような“パンチ”のきいた形の愛し方に、好感さえ覚えた。 2002年制作。 / DVD (6/11)

恋愛寫眞 collage of our life

広末涼子&松田龍平がN.Y.を舞台に繰り広げる切ないせつないラブ・シネマ。ここまで純粋で、素直な邦画のラブ・ストーリーは、あんまりないよなー。「思わず号泣」間違いナシ。最後には思いがけない展開に。人はひとと共に歩むから、強くなれるんだね。 
「金田一少年の事件簿」「ケイゾク」「トリック」などのヒットドラマを次々と生み出すことで知られる堤幸彦氏が監督。2003年制作。/ DVD (6/11)

(c)2004.sayoyo.

メラニーは行く! sweet home Alabama

主人公メラニーはN.Y.で活躍するファッションデザイナー。優しくて経済力も十分な交際相手もおり、自分自身の仕事も成功し、そんな時に恋人から結婚を申し込まれ、幸せ絶頂を迎えるはずなのだが・・・。
どの国も、「南部地方」て人があったかいよなー。この映画を見て、少し故郷が恋しくなりました。昔の友達、元気かなー。またあのチンケナ街で、アホな事ばっか延々と話したいわ。
人間にとって「幸せ」って何だろう、って考えさせられました。 2002年制作、アンディ・テナント監督、リース・ウィザースプーン主演。 /DVD (6/11)

es  [エス]

スタンフォード大学心理学部ではある実験をするため、被験者となってくれる男性を公募した。集まった20名ほどの被験者は無作為に「看守役」と「囚人役」に分けられ、模擬刑務所に収容された。初めは単なるお遊びと誰もが考えていた。だが実験が進むうち「看守役」の攻撃的な振る舞いはどんどんエスカレートしていく。いつしか、模擬刑務所内は単なる実験の枠組みを越えて、もはや誰にも制御不能の状態に陥っていく……。まさしく人間の「脆さ」と「儚さ」を象徴している映画、人なんて、弱いものなんだ。だからこそ生きてく価値があると思うわー。2001年・ドイツ。オリバー・ヒルシュビーゲル監督。